【ワークライフバランス】人間関係を良好に保てるワークライフバランスとは!?

「ワークライフバランス」
最近、頻繁にこのワードを耳にしますよね。

このワークライフバランスとは、「働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」のこと。と定義されています。仕事がうまくいっていると私生活でも心のゆとりを持つことができ、また、私生活が充実することで仕事のパフォーマンスも上がるという好循環を目指します。

今の日本に、「ワークライフバランス」を良好に保ちながら生活を送れている人がどれくらいいるでしょうか?
おそらく、大抵の人は仕事に追われていて心にゆとりがなかったり、私生活の充実が図れていないと思います。

それは、もちろん個人の問題としてもあるのですが、一番の問題は所属している会社の古い風習や、慣習が原因になっているのではないでしょうか?
表向きの法整備なんかは、徐々に進んでおり世の中の流れ的にも「ワークライフバランス」を大切にしよう!といった雰囲気にはなりつつありますが、働いている人はあまり実感していません。それは、所属している会社に問題があるからです。

今回は、どのような働き方をしたり、考え方を持てばワークライフバランスを保ちながら生活を送っていけるのだろう・・・といった悩みについてお答えしていきます。

ワークライフバランスという言葉の定義や意味については、上記に書いている通りになりますので割愛しますが僕自身が、実際の日常生活の中で、ワークライフバランスについて深く考えるきっかけとなった、記事を実際の例として紹介したいと思います。

 11月上旬、現在の総務部長が一身上の都合で年内に退職することになり、来年の年明けから総務部長に昇進することが決まったA課長は、B社長から「急いで後任を推挙するように」と言われた。
次の日の朝、A課長はB社長に、「私の後任となる総務課長にはC主任を推挙します。彼は仕事がよくできますし、人物も優秀。先輩、後輩関係なく皆に慕われています」と持論を述べた。B社長は、「C君は主任になってまだ3年だし、年齢も若い。いくら何でも課長昇進は早すぎないか?むしろ私は主任歴が長いD君でいいと思う」と言ったが、それでもA課長がCを強く推したため、最終的にはB社長が折れた。B社長はA課長に、すぐにCに総務課長昇進の内示を出すように言った。
A課長は、その日の午後にCを呼び、来年の1月から自分が総務部長に昇進することを話した。そのことを聞いたCは笑顔になった。

「A課長、おめでとうございます。それで後任の総務課長はもう決まってるんですか?」
「そのことだが、社長に後任者を決めてほしいと言われたので君を推挙したよ」
「私をですか?」

Bは目を丸くして驚いた。A課長はてっきりCが喜んで総務課長になってくれると思ったのだが、Cは首を横に振りながらこう言った。

「ダメですよ。私なんか若輩者だし、実力不足ですよ」

「昇進したくない」本当の理由とは
Cが謙遜していると思ったA課長は、「そんなことはない。君は若いが仕事ができるし、チーム内だけではなく総務部内からの人望も厚い。私は君が適任だと思う。だからこの話、受けてくれるよね?」と、熱い口調で迫った。

しかし、Cは困った顔で返答した。

「私、総務課長にはなりたくありません」
「はあ?」

驚いて理由を尋ねたが、それはA課長が考えもつかないことだった。

「私は現在のキャパ以上に部下の管理や養成などの責任を持ちたくないんです」

Cは続けた。

「それにA課長は、私たちが仕事を上がってからも毎日遅くまで残業してますよね? しかも課長は管理職だから残業代が出ない。責任と仕事量が増えるのに、給料が今よりわずかしか増えないなんて嫌ですよ」
「しかし、早く課長になればそれだけ早く出世できるんだぞ。君だったら取締役だって夢じゃない」
「出世には興味ありません。自分にとって大切なのはキチンと仕事をして、趣味のボルダリングも楽しめる時間です。だからこの話はお断りします」

理路整然と反論するCに驚いたA課長は、これ以上返す言葉がなかった。

https://diamond.jp/articles/-/286880 引用元:DIAMONDon-line

こちらの記事に、書かれている内容こそが、日常生活における実情なのではないでしょうか。
一昔前の時代では、会社というのは絶対的な存在でその会社の中においての自分のポジション(地位)を確立したり、昇進する事が全ての社員の目標であったと思います。

しかし、その目標を達成するにはたくさんの時間を仕事に割かないといけません。仕事の為の残業は、もちろんのこと上司との飲み会や取引先との会食等、自分の時間を切り売りしていかないといけない状況でした。また、世の中の流れでもありますがそうするしか無いと誰もが信じて疑っていなかったと思います。
昨今「ワークライフバランス」という言葉が世に出てきて浸透し始めてきています。
会社内での昇進を、目標にする事が当たり前だと思っている世代の人と「あくまでも仕事は生活する為のお金の為にやって、自分の時間を大切にしプライベートを充実させたい」と思っている世代が同じ会社で働いているのが現状だと思います。

結果的に、上記の記事にも書かれているような問題が色んな会社で出てくるのは仕方の無い事です。

僕自身が、現在働いている会社でも同じような事が起きています。昇進を後押ししてくれようとする上司と、それに対し断っている部下を見かける事もあります。そんな時に、どうすれば自分のプライベートを、充実させながら仕事も上手く回せるのかと考えるきっかけとなったのです。

自分のワークライフバランスを保つ為に必要な行動

1.自分の意見をはっきりと言う

自分がどのようなタイプの人間であるのかを、理解してもらう事が重要な事です。その為には、自分の考え方を日頃から周りの人に伝えておくと良いでしょう。
例えば「ワークライフバランスを大切にしている」だったり「必要の無いサービス残業はやりたくない」等です。
これは、ほとんどの人が思っている事だとは思いますがなかなか口に出しては言いにくい事です。
だからこそ、あえて口に出していう事で周りの人に自分がどのようなタイプの人間かを分かってもらいやすくなります。

2サービス残業はせずに時間に厳しく

サービス残業は絶対にダメです!残業が発生してしまうという事は、会社側が与えている仕事の量が適切では無いということです。それなのに、自分のスキル不足や努力不足と思い込んでしまいがちですが、そうではありません。
会社の上司は、社員のスキルを把握する必要がありますし、進捗に関しても管理をしておく必要があります。
そんな義務を果たせていない会社側の問題ですから、自分の時間を無料で会社に捧げる必要は全くありません。
正直に上司に報告し、適切な残業の手続きをするようにしましょう。
また、就業時間が終わっても仕事の話を同僚や上司からされてしまい、残業時間帯に入ってしまいそうな時もあるでしょう。こんな時も、言い辛いかもしれませんがはっきりと「就業時間が終わった事」を伝えるようにしましょう。最初こそ、何か思われるかもしれませんが何度か続けているうちに、こちらの意図も分かってもらえます。

3仕事とプライベートの時間を明確に

仕事をやっている中で、どうしても決められた時間内に終わりきる事が出来ない事もあると思います。
そんな時、自分のワークライフバランスの為に会社での残業はしたくないと思い、家に仕事を持ち帰ってしまう事があるかと思いますがこれもNGです。
ワークライフバランスを保つために最も必要な事が、仕事とプライベートのオンオフをしっかりと切り替える事です。
仕事を家に持ち帰る事は、プライベートとのオンオフが非常につきにくくダラダラとした仕事になってしまったり、ゆっくりとくつろげるプライベートが無くなってしまいます。
仕事をする時は必ず会社でする事を徹底するようにしましょう。
その結果、仕事の能率も上がりますし、充実したプライベートを過ごすことができて仕事もスムーズにこなせるようになります。

子育て世代の苦労

直接的には、ワークライフバランスについての話とは違いますが、結果的にワークライフバランスが重要だと再認識出来るお話をします。

それは、子育てについての事です。
現在の日本では、共働きの家庭が約6割にもなります。以前の日本では、夫が外に出て働きお金を稼ぎ、妻が専業主婦として家庭を守るのような風潮がありました。しかし現在では、そんな風潮も変わってきています。

夫も妻も外に出て働き、生活に必要なお金を稼ぐというのが当たり前になってきました。その理由としては、時代の変化により、世帯の収入が減ってきているからです。厳密に言うと収入が減ってきているという事と物価の上昇があげられます。

少なくなってきた収入で上がってきている物価に対して、どうにかしてやっていかないと
いけませんので、どうしても共働きになってくるのです。

そういった、仕事や収入面に関しては男女が平等になってきたところもありますが、会社内での風潮はまだまだ以前のままです。
僕自身が一番困っている事が、子供の問題です。子供が保育園に通っており熱を出したりけがをする事があります。
そんな時に、すぐに対応したく会社の上司に帰宅したいと伝えても「それは夫の仕事ではなく妻の仕事だから」とすんなりと認めてもらう事が出来ないのです。この考え方は、間違った考え方だと思います。
今は、共働きの時代です。昔ながらの古い考え方は捨て時代にあった考え方や会社の制度を作るべきだと思っています。

まとめ

なぜワークライフバランスを重視しないといけないのか・・・
この理由は、これまで書いてきた記事の中に書いている通りなのですが実はみんな薄々気が付いているのではないのかなと思っています。
それは、自分の周りの人の定年後の生活を送っている人を見ているからです。

その人たちが今どのような生活を送っているでしょうか?
もちろん、幸せに過ごしている人たちもいっぱいいると思いますが、それ以上に苦労している人を多く見かけているはずです。
今の高齢者の世代では、ワークライフバランスなんて言葉は無く、ひたすら仕事に追われる日々だったと
想像出来ます。仕事は生活の為のお金を稼ぐ為にするといった現代の考え方をもっていれば。
もっと、自分の趣味ややりたいこと、子育てに時間を割くことが出来たのではないでしょうか?
そういった若い時の時間の使い方が、老後になって表れてきていると思います。

70歳になっていきなり、友達が欲しい!と思ってもそう簡単には出来ません。若い時からの人間関係の築き方が大切で、若い時から自分の趣味をもっていたり近所の人と仲良くしている事で、老後に一緒に時間を過ごせる仲間が出来ます。

また子育てに関しても同じような事が言えます。仕事をしている時は、子供に関わる時間が
少なく定年した後に時間が出来たから子供と関わろうとしても遅いのです。
子供が成長している時に自分もそこに関わっていける幸せは、その時にしか感じる事が出来ません。

仕事もプライベートも充実させられるように時間を配分できるワークライフバランスが重要です!

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まだまだ駆け出しのwebライターです!

人間関係についての記事執筆が
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