【新常識】学校制服をユニクロに!?新しいチャレンジへの障壁

「ネット上の書き込みで炎上」
最近、こういったタイトルの記事をよく見かける事が多くなりました。

こういった、批判的な書き込みがされる理由は、いくつかあるかと思いますがその中でも特に多い理由として、「新しい事をする時」が挙げられます。

今までの、自分自身の中にある常識にないものに対しての免疫が無いからだと思いますが、その個人の意見をネット上に書き込むことにより、他の人も批判的な意見を書き込みそれが100人、1,000人、10,000人と広がってしまうのが、ネットの特徴です。

もちろん、良い意見だけだといいのですが、悪い意見や、批判的な意見が集まってしまうと炎上に繋がってしまいます。

このネットやSNSの書き込みと言うのは、近年問題になっている事の一つになります。

今回の記事では、そんなSNSでの書き込みによって新しく素晴らしい事が出来なくなってしまいそうになったという具体的な記事を基に、書いていきたいと思います。

まずは、こちらの「大宮北高校「ユニクロ制服」導入にネット騒然 その後どうなった?」という記事を読んでみて下さい。

高校の制服に…ネットで議論紛糾!
さいたま市立大宮北高校が、制服にユニクロ製品の採用を検討している―。
去年10月に新聞でそう報じると、瞬く間に「大宮北高校」はネットで話題入りしました。
ネット上の書き込みだけでなく、学校には問い合わせや意見の電話も相次ぎました。
対応した筒井教頭によると、「人権団体」からの意見が数多くあったといいます。
ユニクロには、人権問題が指摘されている中国の新疆ウイグル自治区の綿製品を使用しているのではないかという懸念があるにも関わらず、学校が採用を決めたことへの批判が大半でした。
制服を変えよう きっかけは女子生徒の要望
大宮北高校では開校以来66年以上制服を変えておらず、男子は黒色の学生服、女子はブレザーにボックススカートを着用することが決められていました。
今回、制服を変えるきっかけとなったのは、生徒から上がった声でした。体と心の性が一致しないと感じていたひとりの生徒が、スカートで登校することに苦痛を感じ、「ズボンで登校したい」と教師に相談したのです。
従来の制服 なぜ高い?
大宮北高校の制服は、地元の販売店や大手の百貨店など5社が取り扱っています。
一般的に学校の制服は素材が丈夫で、オーダーメイドのためどんな体格の生徒にも対応することができます。また、学校ごとにデザインが異なるため大量生産することはできず、どうしても価格が高くなってしまうといいます。

従来の制服にかかる費用
<男子>
詰め襟上下  39,289円
夏用スラックス 10,132円
合計      49,421円

<女子>
上着   21,358円
スカート 30,695円(夏冬2種)
合計   52,053円
(昨年度各社の平均)

これまでも保護者から制服の値段が高いことや、頻繁に洗濯ができず手入れが大変だという意見が出ていたため、この機会に「制服」そのものの見直しを始めました。

「既製品」でコストダウン
目指した新しい制服のコンセプトは、「生徒も考える、安価でシンプル、スマートで機能的」。

生徒にアンケートを行い、どのような制服を求めているのか意見を集めました。機能性やデザインについての意見を反映しつつ、価格を安く抑えるためにはどうしたらいいのか。候補を探す中で見つけたのが、オーダーメイドに比べて安価な「既製品」を制服にするアイデアでした。
画面に映し出されたのは、ユニクロの制服を着た生徒の姿。新制服は予定通り導入されることが決まりました。
一方で、生徒からの要望も反映しました。現行の制服も残して生徒が選択できるようにしたほか、学校独自のアイテムとしてリボンとネクタイを導入します。新学期には間に合いませんが、生徒がデザインしたものを価格を抑えて製品化する予定です。

制服改革を主導してきた筒井教頭は、制服のルールや指導については実際に始まってから状況に合わせて対応を変えていくつもりだとしながらも、あまり細かく決めすぎて生徒を締め付けることにならないよう気を付けたいと話します。

 出典:NHK

記事の内容をまとめると、ある高校の制服をこれまでのものから「ユニクロの既製品」を制服として指定する。といった内容になっています。

「ユニクロの既製品」を学校制服として採用した学校は、今までに無かったと思います。
そんな、誰もやった事のないすごく良いチャレンジなのですが、この事についてネット上で批判的な意見が書き込まれたそうです。

そもそも、批判的な意見と言うのは、賛成意見がほとんどの中にあるごくわずかなものですがどうしても、注目が集まりがちなものです。

反対意見が、少しでもあるとあたかもほとんどの意見が反対意見だと思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。                              ほとんどの意見は、賛成の意見の方が多いのです。

ここから、見えてくる事は「誰かが初めての事をする時に邪魔をしたくなる人がいる」ということです。
これは、みなさんも日常生活の中で感じた事があると思います。

例えば、学生時代であれば誰もやった事の無い遊びを提案しても、「そんな遊び全然楽しそうじゃないよ」とか仕事で言えば、新しいプロジェクトを提案しても「そんな事をしても意味がない、前例がない」だったり新しい仕事のやり方を提案しても「絶対に今のやり方が良いに決まっている」と言われたりする事があると思います。

また、家庭の中でも自分の親から「私たちは今までこうやってきた、だからこうしなさい」なんて言われる事もあると思います。
こういった事をほとんどの人が経験してきたと思います。

では、なぜこのような否定的な意見を言う人が一定数いるのでしょう?

それは、優しさだったり自分の今までやってきたものや考えてきたものを、否定される気持ちになってしまうからだと思います。

そのどちらの理由だったとしても、新しい事にチャレンジしようとしている人に対してその新しい事をやったこと無い人が、否定的な意見を言うのは間違っています

人は、基本的に「今まで通り」が一番楽です。変化もなく新しい事をしない事を好みます。
今まで通りにやる事が一番居心地が良いのです。

この、「ユニクロの既製品を学校制服へ」の記事をみながら、僕自身怒りがこみあげてきました。

学校側も今までの経験や、生徒からの意見等色々な事を踏まえながらの判断であったのにも関わらず、そんな努力や考え方を一気にダメなものとしてしまうSNSの書き込みが許せないと感じました。

結果的には、何度かの話し合いを交わして発表当初のやり方で収まったとの事だったので非常に良かったと思います。

周りの意見に、関係なく自分がやってみたいことをやるというのは、会社や大きな組織単位になるとなかなか難しいものです。

そんな、厳しい条件の中でも、学校側は、自分たちの正しいと思った道に進んでいくとの事だったので、非常に勇気をもらえたと思います。

この記事から、自分の人生にも置き換えて考える事も出来るのではないでしょうか?

今まで、存在しなかったものや意見、考え方に出会った時に柔軟な考え方を持ち、すぐに意見を言うのではなくまずは、見てみる、聞いてみる事が一番重要です。

今まであった常識は全てが完璧ではありません。もちろん、何か一つの事も信じて行動する事も正しい事ですが、それ以上に、今までの常識を疑う事が大切です。いつ、どんな時でも完璧なものは存在しません。
常に、世の中の流れや環境の変化で常識は変化していきます。そういった変化を、感じ取っていける感性を磨いていく事で、凝り固まった考えから、柔軟な考え方を持つ人へとステップアップしていけるのです。

また、新しい事や考え方を聞く側よりも先行して伝える側になれるとさらに良いです。
新しい事をする事は、周りから厳しい意見を言われたり変な目で見られます。しかし、今までの常識を打ち破り、自分の前に表れるものや考え方は、誰かが勇気を出して行動した結果なのです。

ほんの少しでも勇気を出すことで、大きな結果を得られる事もあります。
常にチャレンジしていきましょう!

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まだまだ駆け出しのwebライターです!

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