【みそかつくんのたまたまコラム】2022年横浜DeNAベイスターズ戦力分析〜中継ぎ編その2〜

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横浜DeNAベイスターズ戦力分析〜中継ぎ編その2〜

はじめに

キャンプが無事に始まり、選手達の姿が観られるようになって一安心だ。

これは私個人の意見なので無視してほしいが、コロナ前は沖縄まで選手を観に行く人が多かった。

正直にいうと、金の無駄だなと思う。
沖縄観光のついでにキャンプに行くのはいいのだが、公式戦もない、サイン会もバカなファンのせいで中止が多い中、何万円もかけてプロ野球選手に会いに行くのだ。

価値観は人それぞれだが、私は金の無駄だと思う。家族なら、止める。

まあそんなことはどうでもよくて、ベイスターズが143勝すれば人類はみな幸せになれるはずだ。

戦力分析 中継ぎ編その2

その1のリンクはここから↓

【みそかつくんのたまたまコラム】2022年横浜DeNAベイスターズ 戦力分析投手編 〜中継ぎ編その1〜
今年のベイスターズ中継ぎ陣は先発陣に比べてまだ活躍を見せたと言っていい。 しかし、救援防御率はリーグ最下位の3.89である。 なぜなのか?先発陣が長いイニングを投げないので中継ぎ陣に負担がかかるだ。終わり。 嘘である。終わらない。

早速後編を書いていく。

④三上朋也

中畑政権2年目は投壊真っ盛りだったので、ルーキーイヤーから65登板させられた三上。
翌年には右肘の炎症を起こす。

16年からも59、61、65登板とフル回転し、同じ中継ぎであった田中健や須田らとともに、活躍してくれた。
しかし、中継ぎは消耗品という悲しい言葉があり、漏れなく三上は壊れてしまった。
もはやこれまでか…と思った昨季、40試合に登板した。

三上の特徴はテンポよく投げ、次の回の攻撃にリズムよく繋げることができる投球術にある。

よく、真ん中に吸い込まれると揶揄されるが、残念なことにその通りで、
ストレートとカットボールは被打率3割、シンカーに至っては4割を超えている。

今年はビハインドで投げる場面が多かったため、直接的に勝敗に関わった試合は多くないのだろうが、コントロールがアバウトすぎた。

これでは、勝ちパターンや、勝ちパターンの連投の凌ぎに投げていけるタイプではない。奪三振も少なく、打ち取るタイプの投手が、高め真ん中に投げていては仕方ない。

8月に登録抹消され、10月に再昇格してからの5試合は防御率0.00、WHIP0.86と安定していたので、今年は1年を通して怪我なく、セットアッパーを支える存在になってほしい。

⑤伊勢大夢

プロ2年目の昨季はルーキーイヤーを上回る39試合に登板。防御率2.80と試合数はセットアッパー陣に比べ少ないものの、安定した投球を見せた。

調子の崩した三嶋に代わり、抑えを務めた日もあるがプロ初セーブとはならなかった。
三浦監督の期待も厚く、今年も重要な場面で登板するだろう。10月に打ち込まれてしまったのは課題だ。

伊勢の持ち味はストレートにあり、被打率は.172と非常に低い。
コントロールを磨いて、変化球の精度を上げればストレートも活きてくるので、今年は一層の飛躍を期待したい。

⑥平田真吾

なぜかアンチの多い選手第一位である。

まあ、同点や1点リードの場面で勝ち越されたり、逆転されたりと、なかなか見るに耐えない投球をし続け、戦力外予想の筆頭を長年張ってきた選手であることには違いない。

19年はわずか8試合の登板に終わり、遂にここまでかと思われたが、
20年に謎の覚醒。43試合 防御率2.84 11ホールドとキャリアハイの成績を残した。

今年も地道に与えられた場面でそれなりの成績を残してくれると期待された矢先、
5月に4試合で6失点と大爆発を起こし、眠っていたアンチを呼び起こした。

6月からはビハインドの場面を中心にそこそこの成績を維持。最終的に38試合 防御率4.10となんとも言い難い成績でシーズンを終えた。

ロッテに移籍した国吉のように、突然成績が向上するかもしれないので、
平田アンチの人(ここの管理人は平田アンチである)は暖かく見守ってやってほしい。

⑦石田健大

突然だが、私は石田にかなり期待を寄せている。

野村弘樹2世だと思っているのだが、去年はワーストの成績を残してしまった。

スタミナ不足から来る中継ぎ降格から、
19年40試合 防御率2.14、20年50試合 防御率2.57と登板機会も多く昨季も左のセットアッパーとして期待していたのだが、

開幕からおもしろいように打ち込まれてしまい、4月終了時点で防御率6.75
「石田で何試合落とした」とまで言われてしまった。

そこからシーズン終盤まで調子が戻ることなく、救援防御率は5.61で昨季を終えた。

そもそも石田は左投手であるが、左打者に弱い。
今年は顕著にそれが出てしまい、対左打者被打率は驚異の.347。右にも打たれるし、左にも打たれる。つまり全員に打たれる。

1試合だけ先発をしたが、4回3失点と先発復帰アピールをすることは叶わなかったので、今年の先発もないと思われる。

苦手な左打者のアプローチを改善しない限り、エスコバー、砂田と比肩するほどの活躍はできない。

幻の左腕カルテットが一軍で揃い、全員が活躍できることを願っている。石田もその1人だ。

⑧櫻井周斗

今年、自身最多となる30試合を投げた櫻井。開幕から打ち込まれ、5月は2軍生活を送ったが、
終わってみれば防御率3.07と中々の数字を残した。

ほぼビハインドの場面での登板だったので、負け試合を見ていない人には印象が薄いが、櫻井の持ち味はカットボールとツーシームである。

左打者の内角に切れ込むツーシームは被打率.229、右打者の内角に切れ込むカットボールは被打率.235と全球種の中でも被打率が低い。

速いツーシームとカットボールを意識させておき、緩いスライダーやカーブで打ち取るスタイルが櫻井の魅力だ。どちらかというと先発向きのような気がするが…

中継ぎは何人いても困ることはないので、巧みな投球術で勝ちパターンまで上り詰めるほどの活躍を期待したい。

戦力分析・中継ぎ番外編

番外編というよりは、今年は登板数が少なかったが、復活や活躍を期待したい選手を2人紹介する。

①田中健二朗

数少ないTBS戦士の1人、田中健二朗。
常葉菊川高校センバツ優勝投手、田中健二朗。頑張れ、田中健二朗。

16年、17年と60試合登板を重ね、まさに大車輪の活躍をした田中。

鈴木尚広のアレ、と言えば横浜ファンなら脳裏によぎるはずだ。

しかし、19年にトミージョン手術を受け、20年は育成選手としてリハビリに専念。

そして迎えた昨季、9月12日にシャッケルフォードのアクシデントで緊急登板となり、無事に0点で抑えた。

昨季の最終成績は、ワンポイント中心に8試合で防御率0.00。球速も147km/hと全盛期を彷彿とさせる投球を披露した。

田中が元の姿に戻れば横浜の優勝が夢でなくなると言っても過言ではない。エスコバー、砂田、田中、石田の鉄壁左腕リリーフが大活躍する日を楽しみにしている。

②ピープルズ

退団したシャッケルフォードの代わりと言っては語弊があるが、ロングリリーフとして活躍を期待したい1人だ。

2500万円という破格の年俸で契約してくれた彼は、おそらく聖人に違いないはずなので、逆転につながる投球を披露していつかお立ち台に立つ日を楽しみにしている。

最後に

1人も怪我なく…と口で言うのは簡単なのだが、怪我人のいないチームはないし、そんなシーズンもない。

ただ、リリーフ全員が活躍するのを見てみたい気持ちはファン全員の願いである。

書き連ねているうちに今年はやれるんじゃないか…と言う気分になってくる。

じゃあ4位予想なんてするなクソボケ、と思うかもしれないが、それとこれとは別問題なのだ。

ずっと言っていることだが、やはり先発陣が長いイニングを投げ、中継ぎ投手の負担を減らさないことには、怪我にも繋がってしまうし、連投疲れから来る投球の崩れにも繋がる。

なので、中継ぎ陣の前にとにかく先発陣に長いイニングを投げてほしい、というのが大前提だ。

足早になったが、中継ぎ編はこれでとりあえず終わります。

戦力分析で残した話や、もう少し書きたいことがあったりなかったりするので、また次の機会に書くことにします。

今回も読んでいただきありがとうございました。平田アンチの管理人も喜びます。またどうぞ覗きに来てください。おしまい。

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