【コロナ禍体験談】退職からのピンチ一転チャンスへと

コロナ禍の生活になっていつの間にかもう2年以上経ちますか。。。

なんとも長くて暗いトンネルです。
飲食業に携わってる私にとってもけして他人事ではなく、生活は困窮し何度となく人生を諦めかけたのはつい最近のことです。

コロナで最初の緊急事態宣言が出た頃は掛け持ちで菓子屋とレストランの仕事をしていましたが、どちらもデパート施設内の店舗でしたのでやむなく休館。

それに伴い解除までは仕事ができない状況が続きました。

菓子屋は大手チェーンの傘下でしたので、確か給料の8割近くは補填してもらえたものの、レストランは何の配慮もなく収入は激変。

代わりに仕事探しと思ったところで何しろ求人自体がほとんどない状況でしたから転職もできず、国から出た支援金も10万ぽっちでは家賃一回で終わってしまいます。

デパート内の調理、製造というのは限られたスペースで結構な人数が一緒に働いていますので、復帰はしたものの衛生面でかなり不安でした。

地下4階の風通しの悪い作業場、まだワクチンも開発されていない時期ですからこれでは働けないなと判断し退職することになりました。

実際、同じ館内でチラホラ感染者が出始めてましたし、今ほど情報もない頃ですからそれはもう不安しかなかったですね。

結局職を失い自宅待機の毎日。

働きたいけど電車で出かけることすら怖くて。。。。

なら家の近くでとも考えましたが、そう簡単に仕事先が見つかるわけもなく、どうやったらお金を作れるのか?そればかりが頭を巡っていました。

ようやく見つかったのはレストラン。

ブログで人手が足りなくて困ってるというシェフのコメントを見て、しかも勉強したい分野だったこともあり問い合わせ。

ここは運良く働くことができました。

しかしその後時短営業が当たり前になった上、酒類の提供も難しくなったことでそのレストランもシフトに入れなくなってきました。

要は暇になってしまったんですね。

働かないと食っていけないからと、少しでも勤務できるように話してみましたが、そもそも経営自体が危うい状態ですからそういうわけにいきません。

だんだんお互いの関係もギクシャクし始めやめることに。

もうこの頃はやるのはネットオークションぐらいしか思い浮かびませんでした。
とにかく家にあるものを売って、お金に換えるしかない。

売れるものはなんでも売りましたね。

大事にしてた洋服やアンティーク、まさかこんなことで売ることになってしまうとは思いもしませんでした。
仕事は毎日探してましたが半年ぐらいはオークションで凌いでましたか。。。

気持ちが焦れば焦るほど何も起こらない。
とうとう売るものも無くなってきて、もう1ヶ月ほど職がない状況が続いたらどうしよう。。そんなところまで追い詰められてきました。

両親も高齢ですし、妹夫婦に頼るわけにもいかない。
心配してたまに電話をくれますが、心苦しくてそれにすら出る気力も無くなってきました。

そんな息苦しい状況下、ある日昔の職場のオーナーがメールをくれました。
簡単な内容は次のような感じ。

「今仕事どうしてる?」
「職なしですよ、どこもコロナでダメです。」
「スタッフがごっそり抜けたんだ。助けてくれないか?」
「とにかく一度伺います。話しましょう。」

ギリギリの状況下ですからなんでもよかった。

でも経験がある仕事で、かつ気心が知れた相手です。

ただやめる時にちょっと揉めたこともあって相談できないと思ってたんですね。
ところが向こうから声を掛けてくれたことで再度働くことになりました。

しかもコロナになる前よりいい条件。
もうそれに縋るしかなかったですね。

おかげで今、まだコロナが終息してませんが、なんとか生活できるようになってます。
ほんとありがたい話です。

この記事はランサーズにてコロナに関するエピソードで募集しました。

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