私は以前死に掛けたことがあります。
その時の怪我で骨折をし、手術で治療した程。
幸い後遺症は多少あるものの、8か月程で治ったのですが・・。
この時ばかりは本当に死ぬかもという体験をしました。
これは今から10年程前の10月の深夜です。
この時期って昼間はまだまだ暑いですけど、夜になるとグっと気温が下がります。
時間帯によっては肌寒さを感じる事も。
そこでふと彼女と野外エ●チをしたくなったんです。
そんなバカな動機で死に掛けるなんてと自分でも情けなく思いますが、事実なので仕方ありません。
幸い場所の目星はある程度ついていました。
県境に山脈があるんですけど、この山を越える道って凄く人気がないんです。
もちろん国道のような普通の道路なら交通量は多いですけど、山の中の集落へ続く狭い道があったりします。
その集落に住む人しか通らないような道が。
深夜どころか昼間でもほとんど人が通らない道路です。
ここなら野外エッチ出来そうだと考えていました。
流石に彼女を連れていきなり行くわけにもいきませんし、まずは下見をしにいきました。
すると道路沿いに盲学校があります。
学校校門前は開けていて、車を停めてもまったく邪魔になりません。
まあ深夜2時頃だったので、まったく車は通ってませんでしたけど。
校門前に車を停車し、グラウンドの裏側へと移動します。
この辺りはもう山へ向かう上り坂になっており、グラウンドは崖の上にありました(校舎内からだと普通に行けるんでしょうけど)。
そして崖を登り、グラウンドから少し離れた場所に絶好のポイントを発見します。
眼下には先程車を走らせてきた道路が見えますし、もし車が来たとしてもわかります。
そもそも誰もいないからそんな事気にしなくていいんだけどな~なんて思いつつ、崖を降りて帰ろうとしました。
すると足を踏み外し、崖の上から転落しました。
ズザーっと勢い良く滑り落ち、気づけば頭から下へ落ちています。
そして崖の先には大きな側溝があり、そこへ真っ逆さま。
落下地点が地面ならまだマシだったと思います。
崖下はコンクリートで固められており、そこへ直撃。
この時は何が起こっているか、どういう風にぶつかったかわかりませんでした。
幸い意識は失わなかったものの、身体中に激痛が走ります。
特に驚いたのか、呼吸をするのさえしんどいんです。
とにかく頭から真っ逆さまに落ちたままの体勢だったので、激痛を感じながらも身体を地面に寝かせます。
最初は打撲のショックで痛いだけだ。すぐに痛みも治まる。
そう思って地面に寝てじっとしていました。
しかし5分経過しても15分経過しても痛みはひきません。
それどころか痛みは増してきます。
普通だったら通行人等が救急車を呼んでくれたかもしれません。
しかし時間帯には深夜2時過ぎですし、地元民しか通らないような道路です。
誰もきません。
30分経過しても誰も来ず、気づけば意識を失っていました。
その後目覚めると病院のベッドでした。
朝5時頃通りがかった人が私を見つけ、救急車を呼んでくれたとの事でした。
腕や肩は骨折しており、肋骨にはヒビがはいっていました。
頭蓋骨にもヒビが入っており、後頭部の形が変わるぐらい腫れてました。
かなり大きな衝撃だったようで、骨折は保存療法だと後遺症が残るレベルだったので手術で治療し、その後リハビリをしました。
警察から色々聞かれましたね。
盲学校そばで何をしていたのか?と。
さすがに野外エッチする場所を探していたとはいえず、夜景を観ようと思ってと苦しい言い訳をして誤魔化したものです(実際崖上からの景色は良いので、なんとか押し通せました)。
今となっては笑い話になっていますけど、崖から落ちた瞬間は本当に死ぬかと思いました。
この記事はランサーズにて今までの人生で死にかけたエピソードで募集しました
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