架空動物wikiとは、存在しない動物についての生態系をwikiっぽくするというなんとなく思いついた遊びである。見てみたいと思っても存在しないので、ご了承ください。
もんぐまクマ
出典: ニセ百科事典『カクーペディア(kakupedia)』
もんぐまクマ(学名:Urso Monguma[1] 中国語:們熊熊[2])とは主に大阪市内に生息する野生の熊の事である。
分類
生物学上の分類は食肉目クマ科であり属性はジャイアントパンダ属になる。
ジャイアントパンダ属ではあるが見た目はパンダとは異なり、真っ白の毛並みに耳は猫の形をしていてクチバシが付いている。[3]
分布
大阪市内、特に現在の北区付近[4]に生息しており、古文書[5]には平安時代後期からすでに存在していたと推察可能である。
人間との関係
温厚な性格をしているため、古くから人間とともに生活を共にしていた。[6]
特に田畑の開墾には非常に強力的で、その大きな身体[7]を活かして力仕事を得意としていた様子である。
また一度懐いた人間には非常に高い忠誠心を示したことも文献より分かっている。[8]
特に承久の乱では大阪市内のあちこちが焼け野原になったが、飼われている主人のために懸命に消化活動をしているもんぐまクマの絵が残っている。[9]
また豊臣秀吉ももんぐまクマをペットとして飼っており、一緒に手を繋ぎ[10]ながら大阪城周辺を散歩していたという文献もある。
学問
現代社会におけるもんぐまクマは引き続き大阪市内に生息している。[11]
大阪大学の研究によるとDNA鑑定の結果、平安時代より生息していたもんぐまクマの子孫であると判明した。
また見た目についてもかつてと大きな変化はないと推察されるが、クチバシに至ってはここ数百年の間に発達したものとする意見が有力である。[12]
一説によると江戸時代からもんぐまクマがしきりに野鳥たちと戯れる事が多くなった。
その頃から鳥獣の見た目に憧れたもんぐまクマが、自分にもクチバシがついているかのように口をとがらせて過ごすことが増えた。
その結果、遺伝子に何等かの変化が起き、実際にクチバシが生えてきたものとされている。[13]
もんぐまクマのクチバシがいつ生えてきたのかは、長らく生物学者たちの間で激しい議論が続いてる。[14]
その中でも東大名誉教授である浅木門左衛門教授が支持している前述した「江戸時代もんぐま鳥獣憧れ説」[15]が最も有力とされている。
浅木門左衛門教授の論文は今年のノーベル生物学賞最有力候補ともされており、多くの学者がその行く末を固唾を飲んで見守っている。
生態
現在のもんぐまクマの生活スタイルは人間と同じで、夜に眠り昼間活動をする。[16]
最近は大阪市北区にある阪急百貨店によく出没し、地下の総菜売り場を一通り物色している様子がよく目撃されている。
ただし総菜を勝手に奪うなど横暴な行動は決してとらず、食べたいものがあればしっかりとお金を払った上で手に入れている。[17]
お金については群れ[18]で行動しているもんぐまクマのボスが、大阪府内の一等地に多くのマンションを有しているため、それら不労所得でお金を得ているとされている。[19]
また基本的には大阪市北区から外に出る事はないが、たまに地下鉄に乗り大阪市中央区まで足を運んでいる様子も目撃されている。
行先は大阪城周辺で、おそらくかつて先祖をかくまってくれた豊臣秀吉に思いを馳せての行動だとされている。[20]
しかしこの行動についても真意は定かではなく、多くの生物学者たちの間で引き続き激しい議論が続いている。
もんぐまクマは大阪城公園内のとある大手カフェチェーンをひどく気に入っているため、ただ単にコーヒーを飲みに行っているだけであるという説も有力とされつつある。[20]
もんぐまクマは他の熊とは異なり、泳ぐことが苦手な動物である。[21]
しかしそのことについてもんぐまクマ自身は恥ずかしく思っており、淀川で泳ぎの練習をしている様子が発見されている。
泳法はクロールに近い形をしているが、息継ぎを苦手としている。3年前には某大手スイミングスクールへ一部のもんぐまクマからの入会希望[22]があったが、人間しか教えたことがないためという理由で入会を断られてしまっている。[23]
その他
大阪市内で古くから伝わることわざに
「人への親切、もんぐまクマより早くする事、いと難し」という文がある。
これはいつも周囲の人間と調和するために、常々気を配りながら生活をしているもんぐまクマの様子を表している。もんぐまクマは困っている人間がいたら、次の瞬間には即座に手を差し伸べる。大阪に古くから住む人間は、いくら努力してももんぐまクマの親切には敵わないという事を、幼少期からたたきこまれて育つ。[24]
特に小学校低学年中は
「人への親切、もんぐまクマより早くする事、いと難し」という文章を朝礼で必ず唱える。
もちろん何も見ずに3秒以内に復唱する事が良しとされており、3秒以内に復唱出来るまで児童らは何度も練習する。[25]
これらのトレーニングは児童らにやれば出来るという意識を芽生えさせる事を目的としている。
苦戦しながらも最終的に3秒以内に復唱出来た児童らは、もんぐまクマのおかげで成長出来たと大人になっても感謝するようになる。
それ故大阪市内で育った住人は全員もんぐまクマを敬っており、親よりももんぐまクマに育てられたと思っている事が多い。[26]
それらを理由に大阪市民は毎年年末になると、もんぐまクマの主食であり大好物のウニとカニを取り寄せ、近くのもんぐまクマに献上する慣習が残っている。[27]
コメント