【架空映画wiki】宇宙超恐竜 vol.9

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宇宙超恐竜 vol.9

出典: ニセ百科事典『カクーペディア(kakupedia)』

『宇宙超恐竜』(うちゅうちょうきょうりょう、Uchū chō kyōryū)は、1980年(昭和55年)に公開された日本の特撮映画。

概要

モノクロのオリジナルビデオ映画『宇宙超恐竜』シリーズの第9弾にして最終章。[1]12年振りの新作でもある。

それまでの作品がそれぞれ繋がりを持たない単独の物語を描いていたのに対し、本作は前作『宇宙超恐竜vol.8』の直接的な続編という位置付けのもと企画された。[2]

また、『宇宙超恐竜vol.2』の実質的なリメイクと解釈されている『宇宙超恐竜vol.5』とのクロスオーバーが試みられている。

一方で製作にあたっては原点回帰が意識され、『宇宙超恐竜vol.1』を手掛けた女流監督、白河初美31年振りに参加。[3]

すでに妊娠していたが、制作途中に起きた流産という悲劇を乗り越え作品を完成させた。[4]
それ以後、彼女は作品発表など公の場に姿を見せず、現在も一切のインタビューを受け付けていない。[5]

脚本にはスイスの著名な家具プロデューサーを伯父に持つ無名の韓国人女性が抜擢された。[6]

あらすじ

作品は、シリーズで3度目となる作中唯一宇宙超怪獣の誕生秘話を軸に、人類存亡の危機を通して生命進化の可能性にまで踏み込んだものとなっている。[7]

宇宙開発が『宇宙超恐竜vol.8』で描かれた世界を巻き込んだ宇宙大戦を経て一気に下火へ傾いて久しい頃、国籍不明の宇宙貨物船ひとつのコンテナを月に投棄したことをきっかけに物語は動き始める。[8]

そのコンテナには、宇宙大戦のさなか解放されていた宇宙超恐竜の一体が閉じ込められていた。そのことは調査を通じて判明していたものの、恐竜の処遇については地球で議論が白熱。コンテナは月面に放置されたままであった。[9]

ところが、月で謎の地震火山噴火が起こるとコンテナは月面から宇宙空間へ漂流を始め、やがて地球に向かい落ちて来るのも時間の問題とされた。

その宇宙超恐竜が地球へ侵入することは、それだけで地球環境に悪影響を及ぼすことがかねてより主張されていたため、ミサイルによるコンテナの破壊という作戦は自然と世界中に受け入れられた。[10]

そこへ待ったをかける存在が、恐竜よりも一足早く地球へ降り立つ。

その人物は宇宙をまたにかける冒険家にしてアマチュアの天文マニアであり、何より先の宇宙大戦を生き抜いた一人として幾らか名の知れた男であった。[11]

彼によれば、まず宇宙超恐竜が地球へ落ちて来たとしても、主張されているような壊滅的な状況にはならず、むしろ地球にとって有益にすらなるとのことであった。[12]

そして、彼にはその恐竜を自在に操る手段があることを付け加えた。[13]

その話を聞いた者のなかには、彼こそがすべての元凶ではないかと疑う者もいたが[14]、世界は彼の意見に賛同し、恐竜を捕獲する作戦に協力する。[15]

他方、その恐竜に関する研究考察も世界各地で行われていたが、明確な答えには誰一人辿り着けていなかった。

作戦の準備が進められるさなか、宇宙冒険家である男の周りには彼を崇拝する者たちが集まる一方で、彼の命を狙う者も少なくなかった。[16]そして、地震と火山活動の止まない月は、徐々に崩壊していくのだった。[17]

ついに地球へ落ちて来る宇宙超恐竜を捕獲する作戦が実行に移される時、月も完全に崩壊し、その無数の欠片が恐竜を閉じ込めたコンテナを巻き込みながら地球へ降り注いでくる。[18]

多くの国は月の破片による被害を防ごうと躍起になるあまり、その間にコンテナが破壊され恐竜が地球へ侵入する前から覚醒していることに気づけずにいた。[19]

そうして世界は、月の崩壊がもたらした災いと宇宙超恐竜をめぐる様々な思惑によって混迷を極めていくのだった。

製作

テレビ畑出身の若いプロデューサー陣は、その既視感にあふれた内容に当初から難色を示し、監督が流産をきっかけに前線の離脱を余儀なくされ制作が一時中断されると、企画を白紙[20]に戻すことさえ視野に入れ、一時は『宇宙超恐竜vol.9』のみをテレビシリーズとして制作する案まで検討されていたとされる。[21]

しかし、白河が監督として現場に復帰すると彼らプロデューサー陣の代替案を軒並み一蹴し、自ら停滞させたとも言える製作を再び軌道に乗せることに成功する。

その裏には、白河が静養中に受けた唯一のインタビューの影響があるとされ[22]、とりわけインタビュアーとのやり取りが彼女の心を再び制作に駆り立てたらしかった。また、復帰に際して脚本の一部にリライトが施され、それを元にした再撮影や追加撮影も行われた。

さらに彼女の背中を押したのは、生まれてくるはずだった子供の父親とも噂されていた映画会社の「若き重鎮[23]浦野康平であった。

試写会は製作に参加したクルー、キャストの他、限られたメディアを招き、監督のプライベートな空間で開かれた。

映画を完成させた監督の白河は、その作品を生まれることのなかった我が子へ捧げている。[独自研究?]

その他

プロデューサーたちは完成した作品を見て困惑の度を深めるばかりであった。

というのも、なぜ『宇宙超恐竜vol.9』のラストが『宇宙超恐竜vol.4』の冒頭を想起させるのか理解できなかったし、前作『宇宙超恐竜vol.8』の上映時間が155分[24]だったのに対し、『宇宙超恐竜vol.9』は98分[25]というコンパクトな作りであることもどうやら不満であるらしかった。

リリースに際しては先に雑貨店リサイクルショップなど[25]で宇宙超恐竜をモチーフにした数量限定のキーホルダーのおまけとしてビデオソフトが販売された後、デジタル配信された。

『v宇宙超恐竜vol.9』に対する評価は決して芳しいものではなく、続編企画としては失敗作と見なす向きも多いが、監督の身に降りかかった悲劇と作品の完成に至るまでの数奇な経緯が作品の存在そのものにある種の神秘性を与えていることも否めず、そもそもストーリーが破綻しているわけではなく、監督の演出も役者たちの確かな演技を引き出している点で一本の映画作品としては及第点を十分越えているという評価も一定程度存在する。[26]

また、映像技術として最先端の視覚効果の他、アナログな特撮もふんだんに用いられており、視覚効果との見事な融合とも相まって映画史上最も成功した特撮映画の一つとされている。

 


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