【架空本wiki】空想少女の愛し方

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空想少女の愛し方

出典: ニセ百科事典『カクーペディア(kakupedia)』

『空想少女の愛し方』(くうそうしょうじょのあいしかた)は、イラストーレーター二毛作茂による日本の哲学書、聖書である。

作品成立の経緯[編集]

とあるイラストレーターの男性は、現実の女性に対していたく絶望していた。

現実の女といったら、下品で、ブスで、肌も綺麗じゃない。おまけに尻軽のビッチばかりだ。

その点、二次元の女の子たちは、そんなゴミ箱に捨てられたゴミクズみたいな現実の女たちなんかと違って、可憐で、清楚で、美人で、肌も綺麗で、ほぼ例外なく処女だ。[独自研究?]

現実の女なんか諦めて、二次元の女の子たちとの素晴らしい世界を謳歌しようじゃないか――と、『空想少女の愛し方』の著者・二毛作茂氏は主張する。[1]

時代背景[編集]

いわゆるオタクと呼ばれる人たちは、アニメや漫画の女性なんかを愛好することで知られている。

男性だけでなく、女性にも「オタク」は存在しており、彼女たちは彼らが二次元女性を愛するように、二次元男性を愛している。[独自研究?]

そんな彼らに向けられる視線は――近頃はそうでもなくなっているようだが――まだまだ厳しいものがある(詳細は、ネット空間などにおけるフェミニストたちの活動を参照して欲しい。フェミニストたちの悪行は、後世に末永く語り継がれなければならない事実だろう)。[要出典]

修羅の道[編集]

この『空想少女の愛し方』の著者である二毛作氏もまた、そんな修羅の道を歩む男の一人である。

氏はその著書において、二次元の女の子たちへの熱い愛を語っている。

「私たちが理想とする世界が、そして女性がそこに存在しているというのに、なぜ多くの人々が三次元の異性との不毛な恋愛を続けているのかわからない」そう二毛作氏は嘆く。[2](『空想少女の愛し方』p.157)

多くのオタクたちは、男女問わずにほとんどが「消費者」である。つまり、オタクたちを惹き付けてきた数々のオタク・コンテンツを生み出す立場にはなく、ユーザーとしてコンテンツを楽しむ立場にあるのだ。

――しかし、二毛作氏はそうではない。彼は現役の人気イラストレーターだった。だからこそ、修羅の道を歩まないわけにはいかなかったのだ。

二毛作氏は、その求道者のごとき精神によって、今の今まで理想を追求してきた。[3]

彼が過去に生み出した二次元少女たちは、今もなお男女のオタクたちを惹き付けて止まないでいる。[独自研究?]

「自分が描いた女の子たちが世の中の人々に受け入れられているのは、正直嬉しいですね」[4](『空想少女の愛し方』p.222)

二毛作氏は続ける、「だけど、ぼくはまだまだ満足していい立場ではないんですよ。もっと、可憐で、清楚で、美しい女の子を描かなくちゃいけないんだ……!」[5](『空想少女の愛し方』p.222)

その熱い気迫は、文字を通じても伝わって来る。――まさに現代のピグマリオンと言っても過言ではないだろう。

しかし、著者は熱い男であるだけではない。イラストレーターとして自身の手によって二次元少女たちを生み出してきただけでなく、彼はある種の思想家であって、イデオローグでもあった。

著書『空想少女の愛し方』において、二毛作氏はこう語っている。

「なぜ二次元少女を愛するべきか? いや、この場合は空想少女と呼んだ方がいいかもしれませんね。だって、別に絵でなくても空想であればそれでいいんですよ、ぼくたちが愛する相手は。――ともかく、なぜ彼女たちを愛するなのか、それはそこにぼくたちの理想があるだけでなく、実際上の都合だってあるのですよ」[6](『空想少女の愛し方』p.272)

二毛作氏はさらに続けた。

「三次元の女なんてね、下品でブスでビッチなだけでなくてね、面倒なだけなんですよ。あいつらはちょっと連絡しないと愛がないだの言ってくるし。そうかと思えば、金がないときには寄ってくることもなければ、金があるときにはすぐに虫のように群がってくる。俺が好きなんじゃなくて、金が欲しいんじゃないかよ、ええっ!?」[7](『空想少女の愛し方』p.272)

(この記述を記したときには、氏はなにかトラウマを思い出しているようだった。一人称が「ぼく」から「俺」に変わっている……)(独自研究?)

それから少し読み進めると、文章のトーンがちょっと変わって

「まあ、二次元少女――空想少女はね、この時代に相応しい恋愛相手ですよ。子供が生まれないことから普通の恋愛とは違って見られる要素にもなっているようですが、この時代に子供を欲しがる人間なんているんですかね? 男だけでなく女だってそうですよ。ただでさえ少子化の時代でしょ?」[8](『空想少女の愛し方』p.292)

「少子化――ああ、確かに空想少女との恋愛が一般的になれば、少子化は加速するでしょうね。この本もフェミニストとか、他のお堅い連中からも批判されそうですね。――でもね、私は個人が一番尊重されないといけないと思いますよ、社会というのは。子供を産まなければ一人前でないなんて考えは、旧時代の遺物に過ぎないんですよ。二次元を愛して、なにか悪いことがありますかね?」[9](『空想少女の愛し方』p.292)

その記述を読んだとき、二毛作氏のことを本物の思想家のように思えた。

「私はね、理想の世界に飛び立てとオタクだけでなく、この日本社会――いや、世界中の人々にそう言いたい」[10](『空想少女の愛し方』p.334)

理論が正しいだけでは思想は支持されない。熱意がなければ、誰も付いてこない。二毛作氏は、まさに熱い思想家だった。――より詳しくは、二毛作茂著『空想少女の愛し方』をご覧になってほしい。

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