【架空本wiki】臀部からの遭遇

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臀部からの遭遇

出典: ニセ百科事典『カクーペディア(kakupedia)』

臀部からの遭遇(Denbu kara no sōgū)は、2015年にインターネット上に公開された90代男性によるオンライン小説の一つ。

概要[編集]

肛門から大便を排泄しないように人類が進化して長い時が経った世界[1]で、突然変異で成長とともに大便を排泄するように身体構造が変わってしまった主人公の話。

あらすじ[編集]

ある日用を足しにトイレで腰を下ろすと、今までに感じたことの無い違和感を肛門に感じ、感覚のまま気張ると謎の茶色い物体[2]が自分から排泄されることに気がついた主人公。

その日から彼は大便を排泄する能力が備わった人間として生活していく。

最初は排泄した謎の物体の存在や病では無いかという疑念に戸惑うものの、やがて大便を排泄するという行為に慣れていく主人公は、次第に自分の能力を使って様々な事件を解決したり、時には大便排泄で人助けをするようになっていき[4]……というお話です。

作品テーマ[編集]

まず、主題となっている「大便」という言葉が物語の根幹にあり
「大便の概念が消滅した世界に、大便を排泄できる人間が現れる」[5]という設定自体にかなりインパクトがあると思います。

また、大便というテーマについて、私はかなり敏感な方なのですが、この作品はまさにその点を突いていて、私たちのような日々大便のことについて思案している人々[6]自身が興味を持っている部分をうまく表現、描写していると思いました。

作品の疑問点[編集]

ただ、一つだけ疑問があったのは、この作品に登場する「大便探偵・小枝子さん」です。彼女は一体何者なのか?という点ですね。

作中では、彼女が大便探偵であるという事や、何故そんなことをしているのかなどについては明かされていません。[注1]

しかし、作品を読む限りでは、彼女はただ単に事件現場に居合わせて、現場に残された証拠から推理をしているだけのようで、推理そのものに大便が絡んでくることはほとんどなく、大便探偵と名乗る意味[注2]はあるのかな、普通に探偵でいいんじゃないかな、と思ってしまいました。

このあたりに関しては、もう少し掘り下げてほしかったなというのが正直な感想です。

あともう一つ、これは私の個人的な意見ではありますが、この作品で描かれている大便は、どうにも綺麗すぎるように思えます。[独自研究?]

排泄物をテーマ[7]に描く場合、どうしても汚く描いてしまうと生理的嫌悪感[8]を与えてしまうため、描写が甘くなり非現実的な表現になってしまいがちです。[注3]

この作品の場合も、あまりにも綺麗すぎて、大便というものにリアリティがないのです。

例えば、大便というのは放っておくと悪臭を放ち虫を集める、不衛生で不愉快[9]なものです。

そういった汚らしいと思えるような描写も必要だと思うんですね。

まあ、この作品中の世界観の場合、排泄物の処理に関して、かなり特殊な技術が使われている可能性は否めないので、設定があったとしても描写されていないようでは言及のしようもありませんが。

排泄・大便とは[編集]

あと、この作品を読んでいると、排泄に関する色々な知識が増えていきます。

実際、大便を漏らしてしまった時の場所等シチュエーション別の対処法[重要]ですとか、腸内環境の改善方法[重要]ですとか、大便が固まらないようにするコツ[重要]ですもか、そういう情報はとてもありがたいです。

他にも、作中には大便にまつわる雑学的な知識が多く盛り込まれています。

たとえば、大便を食べる文化のある国[10]があるという話や、大便がどのように体内で生成[11]されるかとか、トイレに流した大便はどのように処理されるのか[12]とか、大昔の大便の処理方法[13]とか、大便に含まれる成分の効果[14]についての話などがそうですね。

これらの話は、読んでいて物語の核心に迫る部分でなかったとしても読み応えや知識欲が満たされていく実感があり、とても面白かったです。

また、本作には「大便をする人への差別的な扱い」についての描写もあり、人種宗教疾病などの重いテーマではないため、差別とはどういうものなのか、どうすれば差別を無くせるのかといった教科書としても使えそうな面[注4]があります。

排泄をコントロールできない人へどう接するべきかなどのヒントもありますが、行き過ぎた反差別的意識はかえって世の中を生きづらい環境にしてしまうという、昨今のポリティカル・コレクトネス的な世論へのアンチテーゼとも見て取れる描写があり、興味深い内容となっています。

大便というものはあって当たり前のものだと思って生活してきた私は、この作品に強い衝撃を受けました。

もし大便が存在しなかったら、そしてある日大便の存在しない世界に大便という概念[哲学]がやってきたら、何気なく毎日流しているのに人は大便ひとつで人生が変わってしまうこともあるのかと[注5]、大便というものの存在感、意義などについて考えさせられました。

作者は知人がアイドルにどハマりし、その知人から「アイドルは大便なんてしない[重要]と本気で力説されてから「大便が存在しない世界はどうなっているのだろう」と考え出し、本作を執筆したとのことです(本巻後書き参照)。

作者について[編集]

作者は90代の御大ですが、人間いくつになっても一見くだらない純粋で知的好奇心溢れる疑問を持つ思考こそが大切なのかもしれない、と人生観を見直すきっかけにもなりました。

当たり前であることがなぜ当たり前なのか、自分の当たり前が他人の当たり前でない時やその逆であるような場面に直面した時人はどのように生きれば良いのか、
そして大便は何のためにあるのかなど、普段考えることの無い様々な疑問を投げかけ思考させてくれる作品となっており、読了するこもで大変新鮮な体験ができることは間違いないでしょう。

ぜひ様々な方に読んでいただき、そして大便をするたびに思い出して欲しい作品です。

関連用語

  • アイドルは大便なんてしない
  • コロコロコミック
  • でんじゃらすじーさん
  • ボボボーボ・ボーボボ


この記事はランサーズにて存在しない架空の本や映像についてのまとめ記事で募集しました。

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