私が5年前くらいに体験した不思議なエピソードについてです。
私がいつも寝ている寝室があるのですが、その日は不思議と寝付けませんでした。
寝ようとすると、夢の中に亡くなったおばあさんが出てきて、
何度も何かを話かけてきます。
何を話しかけてきたかは覚えていないですし、当時も不明だったと思います。
しかし、何かを訴えかけようとしている雰囲気だけは、夢の中ながら感じました。
ただ、あまり気持ちの良い夢ではなかった記憶があります。
なんだか、とても嫌な感じがして、何を話しかけようとしているのか、
何を訴えているのかが分からないという、もどかしさと焦りを感じる夢でした。
そんなこんなで、寝ては覚め、寝ては覚めてを繰り返して、結局寝付けませんでした。
おばあさんは、だいぶ前に亡くなっており、なんで今さら夢に見るのだろうと不思議に思いました。
しかし、この場所で、このまま寝付くことができなそうでしたので、
場所を変えてリビングに布団を持って行って寝なおすことにしました。
普段は寝室で寝ており、リビングで寝ることなんてないのですが、
気分を変えたほうがよいだろうということで、その日は自然に場所を変えました。
リビングに移動して寝付いてからしばらくした後に、大きめの地震がありました。
今日はなんだか、まともに寝れない日だなと思いつつも、周囲の安全を確認しました。
特に大きな被害もなく、結局は、そのまま寝なおしました。
そして、次の日の朝起きて、びっくりしたのです。
いつも私が寝ている布団の、ちょうど頭を置いてる位置に、箪笥の上においていた置物が落ちていました。
以前から置いている古い人形を入れているガラスケースなのですが、夜の地震で落ちてきたのでしょう。
そんなに大きいものではないので、ひどい怪我とまでいかないまでも、それなりに負傷していたかなと思える程度の、重量がある置物です。
祖母の夢と無理に紐づけるのは気が進まないのですが、偶然が怖いくらい重なったので、もしかしておばあさんが助けてくれたのではと考えています。
生前のおばあさんは、とてもやさしい人でしたので、
記憶内容をベースとした夢を見るのであれば、あんなにも嫌な感じがする夢になることはなかったのだと思います。
それでも嫌な感じの夢を見て、偶然にも私を軽傷から救ってくれたかのように思えます。
これは偶然なのでしょうか、それとも人間の世界には、このような人知を超えた不思議な何かがあるのでしょうか。
心霊や会談のたぐいは信じない私ですが、あまりに都合がよすぎる偶然が重なったことで、少しだけ不思議な力の存在を考えることになりました。
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