【不思議体験】16歳の出来事

人間の視野は、片目100度と言われています。おおまかに話すと、体正面にして首だけ真横を向くと真後ろが見える状況です。

私は、高校入学と同時に他県の高校に入学しました。

その学校は、他県のような遠方から入学する人も多く、学校の隣の敷地に、学生寮を各学年で40部屋程度の部屋を一棟準備してあり、全部で3棟と女子寮1棟の計4棟ある学校でした。

基本的には、寮に入る学生は、放課後の部活動が忙しかったり、余程の通学が困難な利用するように準備されていました。

私も、小学校から、サッカーをしていましたので、高校もそのままサッカー部に入部し、昼間は、学校で勉強、終われば学校で部活、7時頃には、へとへとで寮に戻るという生活でした。

ある日、高校1年生の16歳の夏、珍しく放課後の部活が、完全オフだったので、16時頃には、同じサッカー部の友達A君と二人で寮に帰っていました。帰ったらA君の部屋で漫画をたっぷりと読もうと話しながら帰っていた状況でした。

その時間の寮には、いつもと違った静かな建物内で私は、3階の自室に荷物を置いて、着替えて2階のA君の部屋へ向かいました。

A君の部屋は、2階にあり、私の部屋からは、階段を下りて1階に降りる階段を右手に見ながら階段の横の洗濯室、集会室、B君、C君の部屋の隣にあります。

階段を下りて、2階の廊下に出て、階段を過ぎて、隣の洗濯室でA君は洗濯をしていました。その姿に気づいて右を振り返りました。

1階に降りる階段の前に全身茶色い姿、髪が長い老人のようなホームレスのようなはっきりとした姿では無く、少しもやのかかったような姿を一瞬、視界い映りました。

空見の見間違いと思いましたが、そのA君には、
「なんか変なの見たかも、でも見間違いかな」
と伝え、腕の鳥肌を見せてA君以外には話すことも無く、その時を過ごしていました。

2年にもなり、ある日、集合室で10人くらいで、奇跡体験アンビリバボーの心霊体験特集を見ていると、H君が、
「そういや、M君、1年の寮の時なんか言ってたよね。なんか、一緒に外でようとして、M君が先に部屋を出て2階から1階に降りてた時、いきなり振り返って、「おい、押すなよ」って。」。

でも、M君が振り返った時のH君の位置は、到底手の届かない場所にいたのでした。

そこで、M君は思い出したように
「怖くなり、気を付けて過ごしていたある日、見間違いと思うから言わなかったけど、なんか同じところで黒くて浮浪者みたいな霞みがかった変なの見たことあるんだよね」と言い出して、A君と私で「それ、ある」と口を揃えて、当時の話をしてみんなで不思議がった体験でした。



この記事はランサーズにて今までの人生で起きた不思議体験のエピソードで募集しました。

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