中野区議会議員選挙の開票結果
按分票があった候補者の得票数は、小数点以下第3位まで表示しています。按分票とは同姓または同名の候補者が2人以上いる場合、それぞれの候補者の得票数に応じて、その姓または名だけが記載された投票を分配した票のことです。
というわけで、今日は選挙に関する
ちょっとした謎知識なので、知らない人が多いからゆるーく解説するのだ
ちなみにこの選挙が話題になってた理由は、少数点差で次点になって落ちた人がいたから
当 いさ哲郎 日本共産党 1,585
– 田中ヒロシ 参政党 1,584.585
この田中ヒロシって議員候補の人が問題の小数点なのだが…
選挙の無効票の解説からするのだ
無効票について
まず無効票はこんなかんじのルールなのだ
公職選挙法から持ってくるがこんな感じなのだ
1、投票用紙が違う場合
2、選挙に出れない人が書いている場合
3、二人以上の名前が書いてある場合
4、名前以外を書いた場合
5、自筆じゃない場合
6、誰か分からない場合
7、いたずら書きや白紙の場合
第六十八条 衆議院(比例代表選出)議員又は参議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙の投票については、次の各号のいずれかに該当するものは、無効とする。
で、有効票はこれ以外って感じなのだけど
今回の小数点で問題になってくるのは、この第六十八条の八の
「八 公職の候補者の何人を記載したかを確認し難いもの」
この選挙法には追記があって、こんな感じのルールがあるのだ
簡略版説明
「田中一郎」と「田中太郎」がいて「田中」って投票用紙に書かれてたら
どっちの事かわかんないから、二人に1票分を割って投票数入れるよ(按分票)
で、この辺の知識を元に、小数点差で落選した議員の名前を見るとだな……
うん、田中もヒロシも良く聞く名前だね…
他の候補者の名前を調べて見たら
市川ヒロシ 庶民と動物の会
田中もヒロシもいるから、この選挙に投票するときに
「田中」とか「ヒロシ」って書いたら両者に票が入るぞ
票の計算方法は……ぐぐったら厚木市のHPで詳しく書いてたからそっち見て
一応いっておくと0.5ずつ入るって訳じゃない、なんか面倒な計算式がある
で、この選挙実はもう一つ面白いことがあってだな
中村延子議員には、他の候補に中村も延子もいないのに何故か按分票が入っているのだ
これ、調べて見ると旦那さんが中村コータロー議員だから、戸籍名が加藤延子さんっぽい、結婚して名字変わったんだと思う
按分票は調べたら分かるが、こっちはなんで?って感じで色々調べないとダメだったから、選挙の謎知識としてはこっちのほうが知っててお得なのだ
なおこの知識が役に立つ場面はない模様
1票差が滅茶苦茶レアケースだしなあ…
Twitter見てたらこの件を電話して聞いてる人がいたから乗っけておくのだ
なお、中村延子氏と加藤たくま氏がおそらく2票を按分していると数字から推測できるので、中野区の選挙管理委員会に確認してみたところ、「戸籍名です」ということだった。すると、まさに中村氏が4年前に議会で、選挙の戸籍名主義をとりあげていた。https://t.co/nW3jHQFIfm
— ityou (@ityou) April 24, 2023
コメント