前回のもどきでゲームコラムの雰囲気を学んだから本番仮バージョンなのだ
多少内容はダブってるけど、気にしないで欲しいのだ
何も知らなくても楽しめる
今から31年前の1991年7月19日に販売された
『がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~』はめっちゃ売れたのだ
このゲームの特徴は何と言っても
皆が知ってる天下の大泥棒であるゴエモンの名前がついた主人公が日本中で戦いまくる取っつきやすく何も知らなくてもストーリーを進められるシステム
ゴエモンという馴染みのある名前、聞き覚えのある地名
そして小学生でも出来るが大人でも難しい絶妙な難易度とバランスがめっちゃ良いのだ
FC時代のゴエモンって、面白いは面白いのだけど途中でどうしたら解らなくなって、ストーリー進行が止まっちゃう致命的な欠陥があったの
FC時代のゴエモンはマップが多すぎて、まじでさっぱりだったのだ
途中でぶん投げた人も多いと思うのだ
そんなダメな所が大幅に改良されたのが今作
これまでのマップ→マップ→マップのわかりにくさが無くなり
町マップ→敵ステージ→ボスとゲームの解りやすさがぐーんとあがった
ゲーム、仕事、フォームとUIは解りやすい方が受け入れやすいのだ
その点今作はめっちゃ良くなってるのだ
まあ簡略化しすぎて、町人の存在意義が消えてる気もするけど
何も知らなくてもプレイ進行できるってのが凄い良い
この辺りの時代のゲームは説明書、攻略本があっても意味不明なゲームが多かったから、解りやすさを追求した面白いゲームは大体ヒットしたのだ
当時の買い手の情報源は同級生による口コミとCM
今作は一気に売れはしなかったけどじわじわ売れていった
最近ならSNSに書き込めば伝えられるけど、当時は友人とか友人の友人とか友人の友人の友人経由でゆっっっくり情報が回ってくるのだ
まあそのせいでデマも多かった
ドラクエあたりがデマの宝庫だった、ゴエモンのデマは…
エビス丸が女!
その話題はNG
発売のタイミング
SFCの発売タイミングは1990年11月21日
まだゲームと言えばFCでSFCは出回って無かったのだ
というかファミコンがまだまだ全盛期で年間150本ぐらい出てる時期
SFCソフトもほとんど出てなかった状況だったからSFC本体買うメリットがほとんど無い
ちなみにSFC本体の価格は25000円
そして今作が出た時のSFCのソフトは30本もなかったのだ
でも何時の時代は新機種は買っちゃうのが人間
SFC本体を買った人間は少ないソフトを選んで買っていたおかげで、最初期に売られてたソフトは軒並み売れてる
ダライアスとかグラディウスあたりの知名度が滅茶苦茶高い理由は
この初期のタイミングにSFCで販売してたのがでかいと思うのだ
タイミングが悪ければ名作でも売上が低くてシリーズ化は途絶える
大正義ハードの最初期に発売してたのが物凄くでかい
販売ソフトが少ないから買って
「あれ?このゲーム面白いぞ」と周りに布教してジワ売れする
この恩恵を受けたゲームソフトの一つが今作
で、今作が売れた要因はもう一個ある、それはFF4と同じ発売日だった
現代はダウンロード版全盛期だし、ゲームの事を理解してる親世代が増えたから解らないと思うのだが、当時はゲームなんてどれでも一緒だろって親が多かったのだ
そのせいか、大人気ソフトの発売日と同じソフトが意外と売れる
理由は簡単「目的の売り切れてたから違うゲームを買った」
子供に頼まれたからゲームソフトを買いに来た、でも子供が言ってたゲームは売切れ、ならもう何でも良いだろって感じなのだ
ガンダムのパチモノが売れたのと同じ
世の中「ゲームなんて全部同じようなものだからへーきへーき」って思考の人は意外といる
こんな感じで今作はゴエモンだから売れた作品では無く
タイミングの良さと実際面白かったってのが売れた要因と私は推測するのだ
つまらなかったらジワ売れしない
面白かったこそジワ売れした、まあ当時の資料なんて見ずに語ってるからもしかしたら大ヒットしてたかも知れないけど
何故覇権を握れたのか
今作の特徴は、何も知らない初心者でも遊べる解りやすさなのだ
そして二人プレイが出来て、残機がある所なのだ
今風で言うならゲーム実況、今作は
大人数の友人同士でワイワイやるのに物凄く向いてるゲームだった
残機やステージの区切りがはっきりしてるから、友人同士で回しプレイができるのだ、こういうゲームは当時物凄く強かったのだ
そんなゲームの遊び方してたから有野課長が流行ってゲーム実況が流行って、プレイしてる人間の反応も配信するようになっていったのだと思う
何しろ、大人数でワイワイプレイする面白さは今の大人世代が
子供時代に経験してるから、文化として根付いたと思うのだ
一人プレイのゲームも交代交代で出来るけど
やはり二人ゲームは強い、まあ最強はボンバーマンだったけど
今作が覇権握れた最大の要因は
ゲームはコミュニケーションツールというヨコイズムの勝利なのだ
今作は当時の友達を作るツールとして最高傑作の一つだと思う
任天堂作品が売れた要因を理解していた
面白い!だけじゃなくて
「みんなでやったらもっと面白い!」それが詰まってるのが今作なのだ
うん、なんとなくゲームコラムっぽくなったきがする
やはり何回かやらないと雰囲気が解らない
まあ前回のもどきはぽいっと置いとくのだ
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