
今回もまだ書く内容は決めていない
書きながら考える

見切り列車出発進行!
物語のリズム論

この創作論は、読み専が語るため書き方とか技術とか
そういうのじゃ無い、ような気がする

そういうのは、多分色々な人が語ってるからそっちに任せるのだ

私が今回語りたいのは、物語のリズム
これによって読者層が全然違うから、ちょっと語ってみたかった

小説は小説
そんなリズムで読者層なんて変わらないきがするのだ

まあ、どう説明するか私もわかってないから、グラフにしてみた
これが昔のライトノベルのリズム、富士見ファンタジアをイメージしてる

徐々に世界観を浸透させて、見せ場にもっていき、エピローグで余韻とともに終わらせる感じだろ、私もよくわかるのだ

で、
一般的になろう系と言われてる最近のライトノベルのリズムがこんなかんじ

最初にドーンと目立つシーンを入れて、説明や場面転換して、またドーンとさせて、また説明や場面転換。うむ、たしかによく見る気がするのだ

まあ他にも色々なタイプのリズムはあるけど
とりあえずこの2つで語ってみる
1のリズム

このリズムで小説を書く人は、読者がメインの投稿サイトで連載するのでは無く、小説を全部読む審査員がいるコンテストに完成品を一度送ってから連載したほうが良い

あー…盛り上がる場所が後半だから読んでくれないのか…

そう、一冊として完成させてるなら、最序盤のみしか読んでくれない読者に評価して貰おうとするより、完成品としての評価を貰ってきたほうが宣伝になる

飲食店のサイン色紙みたいなやつなのだ
「あの芸能人が来店」とか聞くとちょっと行きたくなるのだ

ついでに、無料で感想サービスをしてくれる時もある
何を言われるかは解らないけど、忖度無しの意見が来るから聞く価値はある

もしかしたらそのまま書籍化の話がきてしまったり…
夢が広がるのだ、でも送るのは怖いのだ

そこまで上手くいくとも思えないけど
上手くいきそうな作品も結構あるからなんとも言えない

おおっ私は気がついたぞ
コンテストに送る前に、作家同士で読み合いして感想を貰って作品を強化すれば良いのだ

このリズムで書いてる作家の読み合いは正直止めたほうが良いと思う
全部読んでくれないし、そもそも全部読んで欲しい作家だって人の作品全部読んでると思えない

あー…RTした作品を読むは1作ですら全部読むのはきついし、無理そうなのだ

全体で完成させてるのに、リズムが上がってない最序盤のみを読んだ感想貰ってくるなんて、自分で自分の首絞めてると思う

いやでも、序盤に高いリズムの話を入れたら良いのでは
一番最初にド派手なシーンを入れる作品はよくあるのだ

そうすると本編とのリズムの落差がひどくて、迷走の始まりだと思う
図にするとこんな感じ

心当たりが結構あるのだ…
となるとリズムを上げるために時折リズムが高くなる話を入れれば良いのでは

なら2のリズムで良い
一冊として仕上げてるのに、違うリズムねじこむぐらいなら、最初からそっちのリズムで書いたほうが良い

閃いた!
タイトルとかジャンルで釣れば良いのだ!

その辺のインパクトで勝負しようとすると
そもそも読者が求めていたものと違う解釈違いの作品になって
一瞬来るかも知れないけどまったく読んでくれないと思う

なろう小説でヒットする作品って、タイトルとジャンルと内容が一致してるしある意味考えられてるのだ、大体リズムは一定なのだ

スレイヤーズやオーフェン、フルメタのような富士見ファンタジア方式で
ギャグの短編、シリアスの長編と別れてるなら良い
けど完全に別リズムを急にねじこむのは止めたほうが良い、全体が狂う

あー…
確かにそのあたりのライトノベルの長編と短編のリズム混ぜたら、全体がおかしくなりそうなのだ

ギャグとダークのリズムを同時に一つの話に入れてきたら困る
そのエピソードのリズムは無理に変えず統一したほうが良い

つまり銀魂か
短編の時はギャグ、長編はシリアスやダークと完全に割り切っているのだ

読者層がまったく被って無いから、出すとしても番外編や長編エピソード
入れてはダメなのではなく、きっちり分けたほうが良い

なんとなく、リズムについて書けた気がするのだ

次に移る
2のリズム

図で書くと解りにくいかも知れないけど
ようするに、超短編エピソードを繰り返すリズム、所謂なろう小説手法

すぐに色々なエピソードが来て終わっていくから、サクサク読めるのだ

このリズムの最大の利点は、すぐに見せ場が来るから飽きにくい
そしてエピソードが思いつく限り無限に続けられるこち亀方式

漫画みたいなリズムの作品なのだ

なろう小説のヒット作が漫画化する理由って、漫画原作としてすっごく優秀だからだと思う、そのまま転用できる

ということは、これを真似れば私も人気作家間違い無しなのだ
よーしさっそく

ただ、このリズムの最大のデメリットって、どんなジャンルでもエピソードが似たりよったりになって、最終的にストーリーじゃなくてキャラの魅力と似たジャンル同士で運ゲーになるところ

あー…そんな所まで漫画に似てくるのか…
いやでも設定でオリジナル力を出せば

作者のオリジナル設定出すなら、リズム1の方が良い
超短編エピソード集構成なのにオリジナル設定をねじこみ始めると、世界史の教科書みたいになる、覚えきれない

いい感じに混ぜればいけるのでは

長編ならオリジナルを入れてもまだ覚えられる
けど超短編エピソードにオリジナル設定いれるとこんなかんじのリズムになる

下に突き抜けてしまったのだ…

オリジナル設定をなんでもかんでもねじこまれても覚えきれない
本編に関係無い設定を入れるなとは言わないけど、情報過多になるともうダメ
完全に世界史の教科書になる、設定集として独立させといて欲しい

でも折角考えた設定だから使いたいのだ

ならリズム1で作品書いて欲しい
そっちで書いてくれれば情報過多にならず読める、まあリズム1の構成でも設定が多すぎて小説なのか小説設定集なのかよくわからない作品もあるけど

よし、なんとなく書けた気がするから終わるのだ
というわけで爆弾をセットして…

爆発オチは偉大
何にでも応用が効く
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