【コロナ禍体験談】家族で乗り越えた自粛期間!

2020年の春、緊急事態宣言が出されて幼稚園も休園となったあの日から私の生活は一転しました。

下の子が4歳で4月から幼稚園入園予定、上の子が6歳で幼稚園年長組の時でした。
突然の休園で楽しみにしていた下の子の入園が延期、それが何よりショックでした。

結局始まったのが6月。入園式はYouTube配信、初めは分散登園で週に2回程度、親が園まで連れての登園でした。

しかも保育時間はたった2時間。
送って行ったらすぐ迎えの時間で、帰ったらお昼ご飯の準備で保護者は本当に大変でした。

上の子の年長児クラスも同様の保育で、お部屋のことやお友達の顔も覚えられないまま、新学期が始まりました。

でも未知のコロナウイルスが怖くて、仕方ないことだと自分を納得させてその期間を過ごしました。

今でも唯一モヤモヤと残るのは、休園期間も保育料を全額払っていたことです。

先生たちのお給料、施設の維持費などかかっている費用は変わらないのは分かっていましたが、それでも子供たちがいないなら先生達の仕事量は減るはずだし、光熱費や諸費用等、かかっていない部分があったはずです。

その詳細の説明もなく、ただただ毎月引き落とされる保育料を見て納得がいきませんでした。
保育料の無償化で、以前の3万円のような大きな金額ではありませんが、それでも1万円を超える金額です。

しかしみんなが我慢をして、試行錯誤の生活や仕事をしている中でクレームなど問い合わせる勇気はありませんでした。国からの10万円給付で救われましたが、それでも気持ちは晴れませんでした。

やっと戻ってきた通常の園生活、涙が出るほど嬉しかったです。

休園中、我が子の育児をするのは当たり前ですが、食事を3食、公園やお店にも気軽に子供を連れていけない状況で、家の中でテレビばかり観たり、運動不足になる過ごす日々にだんだんと疲れやストレスが溜まってきて、時には主人が帰ってくると涙が出ることも多々ありました。

主人の仕事は建設業で、コロナの影響はあまりなく、また現場勤務の為在宅ワークをすることもできませんでした。

仕事がない人、失業されている人も多い中、とてもありがたいことでした。
しかし、帰りも遅く、土曜祝日もない仕事なので奥さんはワンオペ育児が当たり前の世界です。

それなのに、子供がずっと家にいる状況になり私の気持ちも身体的にも疲労困憊状態でした。

愚痴やストレスはいくらでも溜まっていく状況でしたが、一つ我が家で変わったこと、またこれからも家族にとって嬉しいことがありました。

主人は結婚した時からかなりの亭主関白で、もちろん家事は一切しない、仕事で疲れているからと言って、他の家庭よりも数少ない貴重なお休みひに、いつも寝坊する、また仕事から帰ってきたら服を脱ぎっぱなし、食べたものはそのままで妻の私がするものだ!と偉そうに言っていました。

けれども、コロナの子供の休園で、私の負担が涙が出るほど増えて精神的にも疲れている状況を見て、休日の主人に変化が出てきました。

朝は子供と一緒に起きて、早く着替えをすまして脱いだものを片付ける、食べた後の食器は自分が洗う担当になると言ってすすんで食器洗いをしてくれるようになりました。

また、お風呂を最後に出たら、湯舟を洗って出てきてくれたり、今まで自ら家事なんてしたことなかった主人が変わりました。

そんな様子を見て、子供たちも小さいなりに何か感じるものがあったようで、パパに今まで以上にくっつき、笑顔が増えました。私の精神的な部分もスーッと落ち着き、明るく前向きな気持ちを取り戻せました。

幼稚園での生活は行事も運動会以外中止、保育参観もなく子供の様子は一切見れませんでした。

子ども達が笑顔で登園して楽しかったと健康で帰ってくる、それだけで十分ありがたい嬉しいことだと解釈し自分に言い聞かせる日々でした。

きっと他の保護者の方も同じだったのではないでしょうか。

また遠足もプールも夏祭りもないので、その分家で何か近い経験をさせてあげたいと思い、お庭でお弁当を食べたり、庭いっぱいのジャンボプールを買ったり、夏祭りの代わりにお手製魚釣りゲーム、ヨーヨーすくい、スーパーボールすくい、お菓子のつかみ取りなど自家製の夏祭りごっこもしてあげました。

今小さい間に感受性や主体性を伸ばしたりできる経験させてあげたいことが沢山あるのに、中止ばかりでできない状況に目をつぶってばかりではなく、今を大事に出来ることをしようという考えに転換するようになりました。

今は幼稚園の年中、上の子は無事小学校に入学し、あっという間にもう一年が経とうとしています。

またコロナの新型ウイルスが流行り出し、学校の参観日も中止、急速な感染状況にまた学級閉鎖や休校になるのではとひやひやしますが、主人が変わったことで私一人じゃないと思えて不安は小さくなりました。

そうなった時家族でどう協力するか、今度は私だけでなくみんなで考えていけそうだと思うと前向きになれます。

この記事はランサーズにてコロナに関するエピソードで募集しました。

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